核融合炉実現を目指したトリチウム研究の新展開核融合炉実現を目指したトリチウム研究の新展開
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略称/核融合トリチウム 領域番号/476
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科研特定領域「核融合炉トリチウム」
研究分担者各位
平成19年11月9日、10日
A02班 班会議(第1回)報告
 

 まず始めに大宅から、本計画研究の達成目標、年次計画について説明し、これまで個別に打合せ等で相談している分担者の担当研究を紹介して、全体計画との整合性をもとに議論した。今年度はそれぞれのコードの改良と整備を中心とし、総合コード開発が今計画の主たる目標であるため、来年度から3ヵ年掛けて分担者が相互協力し、A01班の基礎および実機実験グループとも連携しながらこれを進めることとした。
 剣持から、ACATコードとACAT-DIFFUSEコードの概要と、タングステンに注入された重水素の昇温脱離についてのACAT-DIFFUSEシミュレーションの紹介があった。実験結果との比較において議論があり、コードの改良についても話し合われた。
 冨田から、多種イオン境界層プラズマとプラズマ対向壁間の結合モデルの説明があり、ダストへのトリチウム蓄積評価に関連してDUSTTコードの適用が検討された。また、実機プラズマ照射後に測定されたプラズマ対向壁タイル表面の凹凸形状変化から、プラズマ粒子の入射角の違いが及ぼす影響を指摘した。
 加藤に代わって冨田から、金属表面での水素原子励起理論や材料中の水素吸蔵メカニズムの解明のための第一原理による計算の進行状況と、今年度導入する並列クラスタ計算機について説明があった。
 清水は、総合ダイバータコードSONICについて、SOLDOR/NEUT2DとIMPMCの計算アルゴリズム等その特徴を紹介し、IMPMCにおけるMCモデリングの結合時における問題点とその解決手法を述べた。JT-60U実験データとの比較、SOLPS5.0とのベンチマーク等も述べ、壁材料との相互作用についてEDDYの結合を検討している。
 畑山から、不純物プラズマコード開発および統合コード開発の動向と、慶應大のIMPGYROコードの概要と現状が述べられた。コードの計算アルゴリズムの妥当性が確認され、今後EDDYとの結合を経て、実験との比較による物理モデルの妥当性の検討を行う。原子・分子データベースの蓄積と再評価の必要性を指摘し、本計画研究との関係が議論された。導入したLinuxクラスターシステムについて説明があり、現在、ベンチマークテスト、テストラン中とのこと。さらに、Particle-in-cell(PIC)シミュレーションコードによる負イオン源プラズマ解析についても紹介された。
 田辺(領域代表者)から、本特定領域の概要、目的と成果目標について説明があり、計画研究担当者は身を引き締めて研究にあたり、その成果で期待に応えて頂きたいとの要望が述べられた。また、水素の同位体効果について、統一的な同位体効果理論の必要性を強調した。
 中村に代わって出席した伊藤(名大D2)は、低エネルギー水素原子とグラフェン間の相互作用について、REBO相互作用モデルによる分子動力学シミュレーションを用いてそのメカニズムを説明した。入射エネルギーによって主たる反応が、反射(<1eV)、吸着(1〜7eV)、反射(7〜30eV)、貫通(>30eV)へ移行する。水素同位体効果、損耗率の照射束依存性にも言及した。
 村本から、熱誘起ジャンプに基づく格子間原子拡散モデルによるタングステン中でのHe, D, H原子の運動の分子動力学シミュレーションが述べられた。拡散係数が実験値より小さくなった原因について、参加者からいくつかのコメントがあった。重要な課題であるので、今後さらにモデルの改良を続けて頂きたい。
 小野は、ACAT-DIFFUSEコードの改良計画と、表面へのエネルギー付与分布に関するACAT-DIFFUSE、DYACATおよびMDコードとの比較結果を示した。また、MDコードによって拡散係数および表面再結合係数を計算し、ACAT-DIFFUSEコードで使用する計画が述べられた。
 井内(徳島大D2)は、EDDYコードのモデルの概略を紹介し、対向壁タイルギャップへの炭化水素の再付着のシミュレーションとタイル表面での炭化水素分子の反射についての分子動力学シミュレーションの現状と今後の予定を述べた。IMPGYROコード、SONICコードへの結合方法を話し合われた。また、クーロン衝突効果について、EDDYの不純物輸送モデルを改良するよう指摘があった。
 最後に、滝塚から、未解明のトリチウム混合プラズマの物理についての課題が述べられ、プラズマ壁相互作用評価に関わるこれらプラズマ物理の抽出が計画研究で重要であるとの指摘があった。
以上です。



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